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2006年9月24日 (日)

色収差2

Zoo2_8

[D200 AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G]

[f2.8 1/250sec 200mm ISO100]

昨日の続き。VR70-200クラスのレンズにはEDレンズが5枚くらい使用されており、まあズームでは格段に色収差補正が重要とはいえ、設計年代の違いを感じる。全くと言って良いほど色収差は発生しない。

EDレンズとは何なのか。メーカーによってはLDレンズと呼ばれている。異常低分散レンズとは、自然の鉱物「蛍石」に似た性質を持たせたガラスから作られる。

レンズは低分散な(波長により屈折率があまり変化しない)凸レンズと高分散な凹レンズをペアにして色消しを行うが、高分散なガラスは波長が短い青い光に行くほど、さらによく屈折させる性質がある。

ところがそれに組み合わせる低分散ガラスは一般にはそのように青色側で屈折率が異常に高くなる性質が無いので組み合わせても青側の色消しが不十分となる。これを解消するのが異常低分散ガラスである。

Zoo1_7

[D200 AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G]

[f2.8 1/1000sec 200mm ISO100]

アキニレの木

Zoo3_8

[D200 AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G]

[f2.8 1/160sec 200mm ISO320]

アムールトラ

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